奥田 修史(なおふみ)長崎県生まれ 50歳 米国 ハワイ大卒 2003年理事長就任


by naofumi_okuda

それでも、私たちの周りは「自由」と「平和」に満ちてる。

昨年の事になりますが、ハワイ修学旅行で「戦艦ミズーリ」を訪れました101.png

もう退役していますが、世界最大級の戦艦ですので迫力はスゴイ106.png

現在は、パールハーバー(真珠湾)に記念館として存在しています109.png

そして、多くの戦績を残したミズーリですが、もう一つ大きな特徴が112.png

それは、この船の上で「降伏文書調印式」が行われたということ121.png

つまり生徒達は、第二次世界大戦の始まった場所と終わった場所を訪れたことになります146.png

ハワイへ経つ前に何回かの事前研修を行い、私も時間をとって生徒たちに話をさせてもらいました138.png

「今、君たちはいろんな悩みがあるだろう。思うようにならない苛立ちや将来への不安があるかもしれない。
それでも、私たちの周りは「自由」と「平和」に満ちている。思想の圧迫や虐殺。食糧難による飢餓や暴動。
今この瞬間もこの様な事に苦しんでいる人たちが存在する中、我々は少なくとも平和に暮らしている。
だからこそ、「自由」と「平和」の価値が麻痺することがある。ただ「思うようにならない」「試合に勝てない」
「人が持っている物が持てない」ことで不幸と勘違いする。ある日、ハワイで日常の生活を送っていた人の頭上に
爆弾が落ちてきた。この攻撃で海中に沈んだ戦艦アリゾナの船内には、まだ1,177名のご遺体が眠っている。
2度の原子爆弾投下で多くの日本人が死傷し、世界の戦地で多くの尊い命が悲惨な形で散った。日本ではあまり
しられていないが、原爆の輸送をしていた途中に起きた「インディアナポリス号の悲劇」も知っていていもらいた
い。君たちが訪れるパールハーバーで悲劇が始まり、戦艦ミズーリの上で悲劇が終結した。そこで君たちは何を感じる
だろう。それも君たちの自由だ。人生にどう活かすのかも個々で考えてくれ。ただ、これだけは分かってもらいたい。
これだけは分かって、周りの人と環境に感謝して過ごしてもらいたい。悩み多い毎日かもしれないけど・・・」

『それでも、私たちの周りは「自由」と「平和」に満ちている。』


戦艦ミズーリの正面
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テント風の屋根がかけられた辺りが「降伏文書調印式」が行われた場所
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ガイドさんの説明を真剣に聞く生徒たち
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by naofumi_okuda | 2019-01-18 11:27