奥田 修史(なおふみ)   長崎県生まれ 45歳     ハワイ州立大卒        2003年 理事長就任


by naofumi_okuda

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まずは、このお話を読んでください。

二度の脳梗塞で重度の障害が残った夫は、狭心症発作を繰り返しながら自宅療養を続けている。人との接触を求めて、時々外出する。

冬の一日、急に思い立って遊園地へ行った。

広場の隅に車椅子を止め、私は傍らに立って元気に走り回る子供達を見ていた。思ったより寒く、早く帰らねばと思った。

その時広場に歓声があがった。ドナルドダックの着ぐるみを着た人が現れ、子供達がどっと駆け寄った。

ところがそのあひるさんは、子供達をかき分けてどんどん駆けて、こちらへ近付いてくる。広場の隅にいる私たちの方へ……。

車椅子に乗った夫の前へ来ると、大きく一礼して大きな手で夫の背中を撫でてくれる。二度、三度、突然の出来事に私達も周りの人も驚いた。

夫の背中を大きく撫でて、今度は私の腕をさすり、両手で包み込んでくれる。大きな白い温かい手で……。

優しさが老二人を包み、その温かさが周りに広がり、見ていた人達の間から拍手が起こった。

夫の顔を見ると、涙がほろほろ頬を伝っている。

風の冷たさを忘れた。「優しさをありがとう」と言うのが精一杯の感謝の言葉。

あひるさんはウンウンと頷いてもう一度夫の背中を撫でて、子供達の方へ駆けていった。

思いがけない出来事だった。着ぐるみだからお顔は見えない、お声も聞けなかった。けれど、優しさと励ましのお心はしっかりといただいた。病む夫にも、介護の私にも元気をくださったあひるさん、ありがとう。
                                        (新聞の投稿欄より)

これを先月の「校長講話」で紹介したところ、非常に大きな反響がありました。感想文には、「将来、このアヒルさんのようなやさしい人間になりたい。」というコメントが多くありました。

今、暗いニュースばかり耳にしている子供たちの心は、壊れそうになっています。大人達がまずやらなくてはならない事は、子供たちに「元気」を与え、「心を磨いてあげること」。私は、強くそう信じています。
by naofumi_okuda | 2007-10-31 09:26
校長ブログを楽しみにしていて下さる皆様、大変お久しぶりでございました。サーバーの調子が悪く、この一ヶ月書き込みができない状態になりご迷惑をおかけいたしました。

その間、いろいろな方から「更新してないぞ!」「楽しみにしてるのに!」等のお声をいただき申し訳ない気持ちと同時に、あ~、見て頂いている方達がこんなにいるんだなぁと、感激したりもしました。

さて、先日は体育祭で大盛り上がりしましたねぇ~。実行委員長になってる生徒が、わざわざ理事長室まで来て「先生、今年は僕達とフォークダンス踊ってください!」なんて直談判されちゃったもんだから、こっちも、「お~し、そんだけやる気だったら、やったろうじゃんか。仮装もやったるわい!」なんて調子こいて言っちゃって、後で頭を悩ませる破目になりました・・・。

嫁に、一人で仮装の道具買いに行くの恥ずかしいからついてきてと頼み、二人でとある雑貨屋に行き、「オーラの泉、美輪明宏」と書かれたコスチュームを選びました。

本番前、超濃ゆいメークを嫁にしてもらい一大決心で運動場に出ると、生徒達から歓声ではなく、悲鳴があがりました・・・。フォークダンスが始まり、私の所に廻ってくる女の子達からは、「コワい・・・」「気持ち悪い・・・」、中には「先生、そんな趣味があったんですか?」などと、耳をふさぎたくなる声があがりました。

ようやく本番が終わり、逃げるように運動場を後にする時、ある生徒から言われました。

「先生、おもしろかったスよ、オバQ!」

「・・・・・。」

~創成館生の名言~

「変えられる過去はないけど、変えられる未来は無限にあります。」 
(創成館高 女子)
by naofumi_okuda | 2007-10-09 09:33